UAゼンセンは、競争を最優先して自己責任や自助を強調することよりも、セーフティーネットを強化し、安心してチャレンジできるしくみをつくることが、人の力の成長、人の力の発揮の基礎になると考えます。私たちのめざす「一人ひとりが人間らしく、心豊かに生きていく持続可能な社会」を実現するため、2025年まで次の4つの挑戦に重点的に取り組みます。

一人ひとりが希望する働き方を選択でき、能力を発揮し、十分な生活を営める雇用をつくる

■実現に向けた取り組みの方向性
雇用における不合理な格差を是正する
働く意欲のある人すべてが労働に参加できる環境を整備する
働く立場から希望する働き方を選択できる雇用をつくる
安心して働くことができ、能力を発揮できる雇用をつくる

 「一人ひとりが人間らしく、心豊かに生きていく持続可能な社会」を実現するためには、働く意欲のあるすべての人が労働に参加できるよう、性別・年齢・人種・国籍・障がいの有無・性的少数者(「LGBT」等)など個人の属性による差別をなくし、不合理な処遇の格差を是正しなければなりません。そして一人ひとりが能力を発揮でき、人生設計を立てることができる雇用をつくります。また、ワーク・ライフ・バランスの実現できる働き方で、仕事と子育て、介護や地域活動等との両立ができる雇用をつくります。

持続可能で魅力ある産業をつくる

■実現に向けた取り組みの方向性
組織の社会的責任(SR)を果たす
人材の価値を中心軸において、生産性の向上をはかる
社会政策と連動した産業(業種・業態)連携による産業政策を立案、推進する

 UAゼンセンは産業別労働組合の責務として、企業・産業の社会的責任の追及、人材の価値を中心軸においた生産性向上など産業課題の解決のための産業政策を策定し、その実現をはかることにより、持続可能で魅力ある産業づくりを進めていきます。
 また、社会的な課題をみすえ、産業(業種・業態)横断的な産業政策を立案、推進していきます。

一人ひとりが、心豊かに生きていくために安心を築く

■実現に向けた取り組みの方向性
セーフティーネットを再構築し、改善・拡充をはかる
シビアケース(深刻事例)を撲滅する

150万人以上の組合員が結集するUAゼンセンには、社会の問題を組合員の問題として受けとめ、その解決に向けて取り組む姿勢が欠かせません。そのため、スケールメリットを活かした組合員の生活のサポートや再就職支援を含めた相互扶助制度の充実など、これまで以上に個々の組合員への直接的サポートを強化していきます。また、全世代支援型の社会保障制度への転換など、公的制度の改革にも取り組みます。

人のつながりや助け合うことを基盤に、持続可能で安心できる地域社会をつくる

■実現に向けた取り組みの方向性
まちづくり政策を推進する
政策提言、政策実現に向けて取り組む
東日本大震災からの復興・再生支援に継続して取り組むとともに、
  その経験を学び、全国の地域づくり活動につなげる

 労働組合は地域住民としても、地域における諸運動のつなぎ目や触媒として、より良い地域をつくる運動を推進していきます。自分の住んでいる地域に関心を持って参加することで、まちづくり政策を推進します。
 働く者の立場から政策提言を行います。また、政策を実現するため方向性を同じくする政治勢力を積極的に支援し、政治活動に取り組みます。
 あわせて、東日本大震災からの復興・再生は、日本全体の復興・再生につながる取り組みから学び、全国の地域づくり活動につなげていきます。