東日本大震災から10年を迎えた昨年、UAゼンセン岩手県支部(吉田信支部長)は復興・再生への思いを継承し、仲間の絆をつなぐ取り組みとして「絆・KIZUNAピンバッジ」(1個300円)運動を展開。全国の仲間の賛同を得て、バッジ約7000個の販売に至りました。
このほど、岩手県支部は売上金の一部を活用し、障がい者の就労支援に取り組む「社会福祉法人愛育会 就労支援B型事業所 作業所きらり」(陸前高田市)へ粉砕機を贈呈。また、被災地の緑地化に取り組む「一般社団法人レッドカーペット・プロジェクト」(同市)に寄付を行いました。「作業所きらり」では、椿茶用の葉の採取を手がけ、椿を枝ごと採取し、葉の表面の蝋成分を拭き落とす作業を行っています。同作業所の細谷英樹所長は「残った枝の処理に困っていたのでありがたいです」と感謝を述べました。
また、岩手県支部では「レッドカーペット・プロジェクト」の協力を得て、陸前高田市の市花である椿で被災地の一角を赤一面に彩ろうと取り組んでおり、4月には「2022KIZUNA椿プロジェクト」を開催。加盟組合の仲間が参加し「岩手県支部KIZUNA椿畑」のメンテナンス作業に汗を流しました。
※写真上は「作業所きらり」の皆さんに粉砕機を贈呈する吉田支部長。下は「レッドカーペット・プロジェクト」の高橋和良代表(写真左)に目録を贈呈する様子。