“働く仲間の声を政策実現につながるために” 地方議員らと心合わせ

組織内・準組織内地方議員との連携強化を訴える永島会長
UAゼンセンは全国各地に組織内・準組織内地方議員のネットワークを構築し、働く者の声を地方行政に届け、地域における働く仲間達の雇用と生活を守る政策実現を推進しています。また、各級地方議員と組織内・準組織内国会議員とで定期的な情報交換を実施。地域における実態や取り組みを国政における政策実現につなげています。2025年4月5日、UAゼンセンは「第7回全国議員団会議」を開催。組織内・準組織内地方議員らと共に、勤労者・生活者の目線に立つ政策実現へ向けて、あらためての心合わせを行いました。
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冒頭、永島智子会長は「いま、国会で私達の代表として政策実現に全力を注いでいる田村まみ組織内参議院議員とは10年来の付き合いになる。ここまで、彼女が国政で頑張ってこられたのは、加盟組合の皆さんの応援があったことが大きい。また、組織内・準組織内地方議員の皆さんには、つねに地域の実情を届けていただき、田村議員の国政における政策実現を支えていただいている。3月17日の予算委員会での介護従事者の処遇改善に対する『特定最低賃金』の活用など、働く仲間達の雇用と生活を守り、向上させていく政策実現が前進している。これからも、田村議員に声を届け、支えていくことで、生活者・勤労者の目線に立つ政策実現を推進していきたい」と述べました。
続いて、中北浩爾中央大学法学部教授を講師に招き、「労働組合が政治に取り組む意義」と題した講演を実施。中北教授は、「あらためて労働組合という働く者の団体が、政治に取り組む意義を再確認すべき時期にある。現在、行き過ぎた個人主義の台頭とともに、若い世代を中心に『投票へ行こう』と呼びかけても、『自分の一票では社会は変わらない』と考え、なかなか投票してくれないという実態がある。この現実を打開するには、労働組合への理解をていねいに得ていくしかない。『政治は団体戦であり、私達が連帯しなければ、働く者の声を国政に反映することはできない』ということをしっかりと伝え、団結していく必要がある」と提起。「労働組合には、『働く者が報われる社会』を実現するという高い志がある。労働組合としてこれまで以上に団結し、大きな塊となって頑張ってほしい」と期待を寄せました。
“働く仲間の声を国政に届け続けたい” 田村まみ議員があいさつ

働く者の視点に立つ政策実現への決意を語る田村議員
休憩を挟んだ後、UAゼンセンの政策実現の強化を目ざし、「地方議員のあり方」「政治活動におけるSNS活用法」「地方議員にお願いすること」などの各項目について全体で理解を深めました。
また、田村まみ組織内参議院議員は「これまで、UAゼンセンの仲間達の支えのもと、組合員一人ひとりから届いた声を、一つひとつ政策につなげることに力を注ぐことができた。UAゼンセン議員ネットワークのなかで、組織内・準組織内地方議員の皆さんと定期的にオンラインで情報交換をすることができ、国会において地域の方々の感じている課題について提起できるようになったことも、大きな成果だと感じている。これからも、私に声を届けてほしい。全国の働く仲間達から届く声が、私にとってなによりも力強い応援となる。まずは、残された任期のなかで、精いっぱい皆さんの声を国政に届け続けるとともに、本年7月の第27回参議院議員選挙以降も働く仲間の笑顔のために、政策実現へ力を尽くしていきたい」と力強い決意を語りました。
出席者全体で「田村 まみ」必勝を誓い合い、第7回全国議員団会議は幕を下ろしました。