2025年8月28日~29日、UAゼンセンが加盟する国際産業別労働組合組織の一つ、UNIグローバルユニオン(国際商業・ケア)アジア太平洋地域組織(UNI-Apro)ケア部会の設立大会がネパール・カトマンズにて開催されました。UAゼンセンは本年より新たに「UNIケア部会」に加盟し、国際的な連帯のもと、介護・福祉分野の課題解決に向けた取り組みを強化しています。
 
 大会は、松浦UNI-Apro会長(UAゼンセン参与)の開会挨拶から始まり、UAゼンセンからは複数の代表者が登壇しました。総合サービス部門から医療・介護・福祉部会の小關部会長は、日本の医療介護制度が抱える課題に対するUAゼンセンの取り組みを紹介。村上副会長(日本介護クラフトユニオン)は、医療・介護現場における暴力とハラスメントの実態と対策について発表しました。
 
 また、総合サービス部門の髙井事務局長は、日本の介護業界における組織化の重要性について言及。さらに、本大会でUNI-Aproケア部会副議長に選出された総合サービス部門の染川副部門長は、2025年~2029年のUNI-Aproケア部会アクションプランへの強い支持を表明し、組織化のさらなる推進と国際連帯の強化に向けた決意を力強く訴えました。
 
 UAゼンセンは今後も、国内外の労働組合との連携を深めながら、介護・福祉分野の働く人々の環境改善に取り組んでまいります。
 
UAゼンセンの参加者の皆さん(左)、UNI-Aproケア部会副議長に選出された総合サービス部門の染川副部門長(右)
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