むすび – 運動の心 –

 以上の課題はUAゼンセンの役員やリーダーはもとより、すべての組合員がUAゼンセン運動の目的や理念を理解して、正義感に燃え、たゆみない行動を積み重ねることによってのみ達成される。

一.私たちは、先駆者たちが開拓し、闘いとった輝かしい伝統の上に立って、新しい時代の使命を果たすため、自信と勇気をもって行動する。

一.私たちは、他人(ひと)の心の痛みを、わが心の痛みとして共感できるような温かい心を常に持ちつづけるよう心がける。

一.私たちは、意思決定にあたっては形式的な機関手続き万能主義を排し、多くの仲間の意見が機関に反映されるよう血の通った組合民主主義を実行する。同時に、相互信頼の大切さを十分わきまえ、決められたことはきちんと守り、それを誠実に実行することを心がける。

一.私たち一人ひとりの力は弱くても、団結して、同じ目的のために行動すれば、それは大きな力となる。私たちは、労働組合が「実践、行動する組織」であることを正しく理解し、「行動のなかで考える」態度を大切にする。

一.私たちは、自らの政策立案能力を高め、要求と提言をするなかで、これを実現していく。そのため、常に広い視野と正しい情報の把握に努め、「学習する組織」であるよう心がける。

一.私たちは、組織が常に活力を維持できるよう、それぞれの任務分担を明確にし、権限の集中と分散の調和をはかり、組織としての総合力の強化に努める。また、行動の手段、方法について絶えず創意工夫をこらし、日々新たな運動を追求する。