福岡県が政府による緊急事態宣言の対象区域に指定されたことを受け、UAゼンセン福岡県支部は2月2日(火)福岡県庁において、福岡県に対し、「新型コロナウイルス感染症対策に関する要請」を行いました。

 西支部長から福岡県に対し、UAゼンセンの組合員は、医療・介護、小売、飲食、ホテル、物流・交通などの業種に携わるエッセンシャルワーカーとして、地域住民の暮らしや健康、地域経済を支えるため、感染リスクへの不安を抱えながら就業しており、多くの不安を訴える声が寄せられている現状を説明。その上で、緊急事態宣言が発出される中、九州の中核を担う福岡県としての影響力もふまえ、エッセンシャルワーカーを含めた全ての労働者が安全で健康に安心して就業が続けられるよう、感染症対策の充実・強化を訴え「時間軸を設けながら早急に対応をいただきたい。」と伝えました。

 また、ワクチン接種に対する商業施設と行政との連携について伊本議長(イオン九州ユニオン)から、医療施設・従事者が抱える問題を古川副議長(社会保険病院労働)から、高齢者施設や介護従事者の現状を伊藤運営評議員(NCCU)から説明し要請書を手交しました。

 要請書を受け取った大曲副知事からは「雇用を守っていく事は一番大事なことなので、しっかり取り組みをさせていただく。みんなで取り組んでこの感染というものを収束させていくという意味で啓発を進めていきたい。戴いた要請は真摯に受け止め、取り組める事はしっかり取り組んでいく。」との発言がありました。

 具体的な要請内容(要約)は以下の通りです。

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