2023繊維産業シンポジウムを2023年5月25日(木)に国内有数の繊維産地である北陸・石川県で開催し、会場とWEBを合わせ149名が参加しました。

 

 基調講演では、小松マテーレ株式会社の中山賢一名誉相談役より「繊維産業の活性化に向けて、消費者の満足を追求した『コンビニ型』への変革が重要であり、買い手の感覚に寄り添った開発で競争力を強化することが必要」と、これからの繊維産業発展に向けた方向性をお示しいただきました。

 

 その後、パネリスト報告では、学習院大学の河合亜矢子教授(経済学部経営学科)、経済産業省の前場卓也課長補佐(製造産業局生活製品課) 、石川県商工労働部の佐藤晋太郎課長(産業政策課) 、小倉織物株式会社の小倉久英代表取締役社長にご登壇いただきました。パネリストの皆様より、産官学それぞれの視点からご提起をいただき、繊維産業における魅力ある産地に向けて今後の展望を考える機会となりました。

 

 最後に片倉労働組合の青木俊一中央執行委員長をコーディネーターとして、パネルディスカッションを行いました。繊維産地の活性化に向けて、「製品の価値に見合った価格設定からの賃金水準の向上」や「協働領域を構築し、企業・産地の得意分野を融合させ国際競争力を向上」など、繊維産業における魅力ある産地の実現に向けた議論を交わしました。

加盟組合労使、業界団体、友好団体などから関係者が出席
基調講演
パネルディスカッション
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