オイスカのプロジェクトを支援し、ボランタス活動を展開

 

手交

中野理事長から感謝状を受け取る松浦会長(左)

 

 UAゼンセンはボランタス(社会貢献)活動の一環として、1996年から、公益財団法人「オイスカ」(=国際NGO。1961年設立。アジア・太平洋地域を中心に、41の国と地域で農村開発や環境保全活動を展開している)のさまざまなプロジェクトを支援しています。

 

 具体的には、1996~2015年までバングラデシュに延べ277名(現在は政情不安により中止)、2017~2019年からはフィリピンに延べ41名を派遣(2020年以降、新型コロナ感染拡大の影響により中止)し、マングローブの植樹や「子供の森」植林活動などを行っています。※2024年度にはフィリピンへの派遣を再開予定。

 

 また、2014年以降は、宮城県名取市周辺で行われる「海岸林再生プロジェクト」にボランティアを派遣し、延べ1291名がクロマツの植樹、育成に携わりました。なお、2019年にはUAゼンセンの支援に対し、オイスカの推薦により、「紺綬褒章(褒状)」が授与されています。

 

”今後も支援活動に尽力” 20年間の継続した支援活動に感謝状

 

意見交換

現地情勢や今後の取り組みなどについて意見交換を実施

 

 

 

 2023年12月4日、松浦昭彦会長はUAゼンセン本部(新宿区・市ヶ谷)でオイスカの中村悦子理事長、永石安明専務理事、吉田俊通啓発普及部GSM(Global Sustainability Mission)担当部長の訪問を受けました。そして、今回の訪問のなかで、UAゼンセンがオイスカの会員として、20年間にわたり、さまざまなプロジェクトを支援してきたことに対し、中野理事長から松浦会長に対し、感謝状が授与されました。

 

 その後、意見交換のなかで、永石専務理事は「これまで大きなご支援いただいたことに感謝したい。アジア諸国にはいまだ政情不安定な国も多く、オイスカではNGOの立場で、農村などに入り、国民の生活が向上するような支援に取り組んできた。今後は、持続可能性の高い活動を目ざし、従来の環境問題への取り組みに加え、プロジェクトのなかで収益を生み、現地の社会生活向上につながるような取り組みを展開していく。引き続き、労働組合の皆さんにご支援をお願いしたい」と語りました。

 

 これに対し、松浦会長は「国際労働運動のなかでも、アジア諸国については、さまざまな課題が指摘されている。地球環境が大幅な変化を迎えるなかで、アジア諸国の労働環境・生活環境が激変すると言われている。こういった視点も持ちながら、引き続き、みずからの行動で社会をより良い方向に変えていくことができるという社会貢献の意義を組合員に伝え、支援活動に取り組んでいきたい」と述べました。

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