生理や更年期といった女性の健康課題の解消を目ざす
松浦政策政治局長、寺嶋副部長に表彰状・記念品が授与された
UAゼンセンでは、多様な組合員が活躍できる職場づくりを目ざし、女性の健康課題の解消に取り組んでいます。具体的には、生理や更年期といった健康課題に関し、男性・女性ともに正しく理解し合えるようにオリジナルの器材や動画を作成し、啓発活動を行っています。また、田村まみ組織内参議院議員は、「性差」の視点を持ちながら、労働災害防止対策をはじめとする国民の生命と健康を支える制度の拡充に取り組んでいます。
このほど、UAゼンセンのこれらの取り組みに対し、公益社団法人「女性の健康とメノポーズ協会」から2024年女性の健康経営Ⓡアワード「推進賞」が授与されました。本表彰に当たっては、UAゼンセンの取り組みのうち、とりわけ、(1)約187万名の組合員のうち、女性組合員(全体の約63%)の過半数がパートタイマー、契約社員といったいわゆる「非正規労働者」であるなか、安定的な就業のための健康サポートを目ざし、2022年より女性の健康セミナーを開催したこと(2)女性特有の健康課題に関する知識を組合員全体に共有するため、全国各地の加盟組合へ向けて啓発リーフレットや動画の作成や学習会の設定を行うことで女性活躍の推進をはかったこと(3)生理や更年期等に関する休暇制度の改善や企業検診の性差を考慮した検査項目への見直しなどを国・企業などへ要請すること等の3点が評価されました。
職場の環境改善と政策実現の両方で女性の健康をサポート
表彰後、UAゼンセンの取り組みと今後の決意を語る寺嶋副部長
2024年3月5日夕刻、「女性の健康とメノポーズ協会」主催の第30回女性の健康と働き方フォーラムが開催され、そのなかで「2024年女性の健康経営Ⓡアワード表彰式」が行われました。同表彰式には、UAゼンセンを代表し、松浦勝治政策政治局長ならびに多様性協働局の寺嶋雪乃副部長が出席。同協会の三羽良枝理事長から表彰状と記念品が授与されました。
授与後、寺嶋副部長は「これまでの取り組みをつうじて、これまで多くの女性組合員が『職場では話しづらい』と思っていた生理や更年期の症状に関し、声を上げやすい環境がつくられつつある。また、今般、UAゼンセンとして早期に実現を目ざす政策や重要度の高い政策を取りまとめた『重点政策』にも、女性の健康課題解消へ向けた政策が盛り込まれた。引き続き、職場環境の改善と政策実現に取り組んでいきたい」と語りました。