会場全体でガンバロー三唱を行い闘争勝利を誓い合った
”全加盟組合で一丸となり、物価上昇を上回る賃上げの実現を”
2024賃金闘争の『闘争開始』を宣言する松浦会長
2024賃金闘争が本格化しています。2024年3月7日夕刻、UAゼンセンは「UAゼンセン2024賃金闘争・政策制度要求実現 総決起集会」を開催しました。本集会は、東京・有楽町「よみうりホール」をメイン会場に、全国各地をオンラインでつなぎ、1115名(会場参加754名、オンライン参加361名)が参加。物価上昇を上回る賃金引き上げを実現し、実質賃金の再浮上をはかる重要な闘争に全力で取り組むことを誓い合いました。
”先行組合の相場形成を中小組合、未組織労働者に波及させる”
全国8ブロックの加盟組合代表が取り組みを報告した。中央は出席した組織内・準組織内国会議員
冒頭、松浦昭彦会長は『闘争宣言』のなかで、「本日、私達は中央闘争委員会を開催し、そのなかで要求集約状況について、全組合が昨年より一段高い目線で要求を組み立てていることを相互に確認した。また、2024賃金闘争では、すでに28組合が『早期・高水準』の満額妥結に至った。今次闘争は物価上昇を上回る賃上げを実現する非常に重要な闘いであり、大手だけではなく中小の組合の賃上げがカギとなる。さまざまな調査のなかで中小企業であっても『賃上げできない』という企業はすでに少数派になっている。UAゼンセン一丸となって、組合員の期待に応えるべく、精いっぱい交渉に臨んでいきたい」と力強く語りました。
その後、全国8ブロック一名ずつ加盟組合の代表者から取り組み報告を受けました。さらに、古川大書記長が情勢報告を実施。古川書記長は「全加盟組合で一致団結して、2024賃金闘争における賃上げを起点に、日本全体で経済を『ゆるやかな物価上昇とそれを上回る賃上げ』の好循環に転換させる社会的責任を果たす。そのために、大手組合も中小組合も、また、正社員も短時間(パート)組合員も、最後の最後まで粘り強い交渉を展開していこう」と呼びかけました。
”組合員の声を政策・制度に反映させる” 田村まみ議員が決意
政策・制度要求の実現へ決意を述べる田村議員
また、現在展開中の「まみに聴かせてキャンペーン」の経過報告を行いました。本キャンペーンには、3月6日時点で2365件の声が寄せられており、これを受けて、田村まみ組織内参議院議員は「『年収の壁』問題やカスタマーハラスメント対策、医薬品の安定供給など、私達の雇用と生活に直結する課題は多い。政策実現へ向けて、これからも皆さんの声を聴きながら、一緒に国会で課題解決に取り組んでいきたい」と決意を語りました。
本決起集会の最後には、ヤングリーブス愛知による「2024賃金闘争・政策制度要求実現”必勝”応援団」の映像を視聴し、闘争展開への士気を高めた後、松浦会長のガンバロー三唱で2024賃金闘争における勝利を誓い合いました(本記事・冒頭写真)。