UAゼンセン京都府支部「2025年労使セミナー」を2025年2月8日(土)、京都ブライトンホテルにおいて開催しました。当日は大雪で交通機関が乱れる中、11単組9社32名が参加しました。

 例年は2つの講演の内、1つはUAゼンセン賃闘要求方針の趣旨説明を実施していましたが、今回はテーマを「介護」に絞り開催しました。

 

 第1講演は「調査結果からみた企業の取組課題」と題し、労働調査協議会の特別研究員の西村博史様より、昨年に京都府支部男女共同参画委員会が実施した「介護の課題に関するアンケート調査」の概要報告および浮き彫りになった企業の取り組みと課題について解説していただきました。その後、共済事業局の担当者よりUAゼンセン介護共済の説明を行ないました。

 

 第2講演は「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドラインについて」と題し、経済産業省ヘルスケア産業課の橋本泰輔課長から、当該ガイドライン策定の土台となる経産省の「健康経営」施策について、水口課長補佐からガイドライン内容を具体的に説明していただきました。今後、介護問題は経済問題へと大きく変質していくことが想定される中、質疑応答も例年になく活発でした。セミナー終了後には懇親会も開催し、企業間交流を図りました。

講師の経済産業省ヘルスケア産業課・橋本課長(左)と労働調査協議会・西村特別研究員(右)
労使セミナーの様子