2025年9月26日(金)~27日(土)にかけて総勢17名(うち女性10名)で鹿児島県の知覧特攻平和会館の視察を中心とした研修会を実施しました。参加者は、ヤングリーブスおよび協働参画推進委員会のメンバーを中心に、運営評議会議長にも参加していただきました。
 
 研修会は、知覧特攻平和会館の視察からスタート。まずは併設されている観音堂にて、献花・献杯・折り鶴奉納を行い、感謝の気持ちを込めて参拝。その後、会館内にて85歳の語り部の方から貴重なお話を伺いました。館内の視察では、多くの参加者が涙を流し、目を赤くして戻ってくる姿が印象的でした。命を懸けて日本の未来や家族、恋人を守ろうとした先人たちの想いが深く心に響きました。
 
 続いて訪れたのは資料館「ホタル館富屋食堂」。ここでは「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメさんのひ孫である館長からお話を伺い、80年前の若者たちが直面した苦悩や決意について、参加者一同が深く感じ取ることができました。
 
 日本には戦争に関する資料館が数多く存在しますが、何を後世に伝えるかは千差万別です。今回の研修を通じて、戦争を知らない私たちがどのように平和を維持し、日本をどのような国にしていきたいのかを考えるきっかけとなりました。
 
 その他の視察先としては、鹿児島の代名詞である芋焼酎の醸造所の見学、明治維新の偉人たちにふれることができる「維新ふるさと館」の訪問、そして噴煙が舞う桜島に位置する「桜島国際砂防センター」の視察などを行いました。歴史や食文化、桜島と人々の暮らしをテーマとした研修を通じて、充実した内容で研修を終えることができました。
知覧特攻平和会館の視察の様子