UAゼンセンでは、2020年9月から新設の活動支援局を主管とし、外国籍組合員はもちろん、それ以外の外国籍労働者からの労働相談対応の活動をスタートしています。そのなかで、9月下旬に連合が開催した「外国人労働者課題WEBセミナー」において、活動支援局で活躍する2名の外国籍書記局員が労働相談における事例報告を行いました。
最初に、ミャンマー担当のエスター スイバンモイ局員が、ビル清掃会社で働く技能実習生から寄せられた相談を紹介。労働条件の問題に加え、タテ割り行政の弊害が技能実習生に及んでいることを指摘し、外国人技能実習機構とも連携して対応を行った旨を報告しました。次に、ベトナム担当のブティ トウイ局員が、妊娠を理由とした雇止めの事例を取り上げました。とりわけ、外国籍労働者が事業者にとって、「都合の良い労働手段」として捉えられている点や、一旦失業した場合、在留資格の取り消し対象となる可能性があるなど、外国籍労働者特有の課題について解説しました。
UAゼンセンでは、今後も外国籍労働者への労働相談などの活動を推進します。
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