パネルディスカッション「産業構造の変化に、どう立ち向かっていくか」

シンポジウム記念レセプションで交流をはかる参加者

4月23日、UAゼンセンとJEC連合は、加盟する医薬・化粧品関連労組が産業政策・労働政策を共同して推進することを目的に「医薬・医療機器・医薬品卸・OTC・化粧品関連労働組合政策推進共同協議会(総称:ヘルスケア産業プラットフォーム)」を設立しました。都内で開かれた設立総会では設立趣意書や活動計画および役員などを確認し、共同代表に篠原UAゼンセン医薬・化粧品部会長と安原JEC連合医薬化粧品部会執行委員長が選出されました。

設立総会に続いて「2019医薬関連産業シンポジウム」を開催。主催者として挨拶に立った篠原ヘルスケア産業プラットフォーム共同代表は「産業構造の変化に対応するためには、関係する労働組合が連携できる基盤づくりが重要。それがヘルスケア産業プラットフォームであり、今後はより多くの労働組合と連携できる体制を構築して、さらに幅広く、力強い活動を展開していきたい」と抱負を述べました。

共同代表挨拶に引き続き、ヘルスケア産業プラットフォームを構成する組織を代表してUAゼンセン松浦会長、JEC連合吉田事務局長から設立の意義や抱負などについて説明があり、参加者全員で共有されました。基調講演を行った厚生労働省の武田政策参与からは「国、患者、産業(労使)が同じ認識を持ち、同じ方向を向くために産業政策は重要。歴史的な日になった」とプラットフォーム発足に対する祝意と期待が述べられました。続いて、江利川 公益財団法人医療科学研究所理事長から「長寿社会と働き方改革」、藤本 湘南ヘルスイノベーションパーク ジェネラルマネージャーから「ヘルスケアにおけるオープンイノベーションの試み」、平川 連合総合政策局長から「医療提供体制の課題」についてそれぞれ発表いただき、その後、パネルディスカッションを行いました。

閉会に際し、安原ヘルスケア産業プラットフォーム共同代表から「医薬・化粧品関連労組がそれぞれの産別組織に所属しながら、産業固有の課題解決に向けて政策を推進するプラットフォームはベストの選択。しっかり活動していくことを誓いたい」と挨拶がありました。夕刻からはシンポジウムに出席した加盟組合、産別組織、連合、国際産別、企業、業界団体のほか、行政関係者、国会議員など約200人が参加してレセプションを開催。交流を深めました。

以上

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