川合孝典組織内参議院議員は2022年3月29日、法務委員会で古川禎久法務大臣に対し、外国人労働者や技能実習生、不法滞在者などを含む在留外国人の人権確保に関する質疑を行いました。
質疑のなかで、川合議員は昨年発生した名古屋出入国管理局における被収容者の死亡事案に言及。長期収容が常態化しているなか、常勤・常駐の医師の配置など、被収容者の健康管理へ向けた迅速な対策の必要性を訴えました。また、外国人労働者を含め、広くわが国に入国・在留する外国人に関する人権確保について、どのように対応していくつもりなのか法務省の見解を質しました。
川合議員の質疑を受け、古川法務大臣は「名古屋出入国管理局での死亡事案に関する報告などをふまえ、広く入国管理行政の全般について”足らざる部分”を補っていきたい。また、在留外国人の皆さんの人権は最も尊重されるべき事項である一方、入国管理行政上、技能実習生や外国人労働者、不法滞在者などそれぞれの事情に応じた一定のルールが必要となる。より効果的なルールの策定・運用に今後も力を尽くしていきたい」旨を回答。それに対し、川合議員は「在留外国人に関するさまざまなルールについては、今後もこの法務委員会の場で議論し、追求していきたい」と決意を語りました。
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