UAゼンセンとJEC連合とJAMの3産別で構成する「ヘルスケア産業プラットフォーム(医薬・医療機器・医薬品卸・OTC・化粧品関連労働組合政策推進協同協議会)」は、4月17日(月)、都内にて「2023ヘルスケア関連産業シンポジウム」を開催しました。参加者は、現地123名、WEB126名の合計249名。
冒頭、篠原PF代表(製造産業部門医薬化粧品部会長)は、「ヘルスケア産業に対する期待が高まる一方、コロナ禍に明らかになった通り、日本発イノベーションの割合が大きく低下している。労使や業種の垣根を越えてイノベーション創出に果敢に挑戦し続けなければならない」と決意を述べました。
その後、株式会社ファストトラックイニシアティブの安西代表パートナーが基調講演をされ「世界のイノベーションの多くは、ベンチャーやアカデミアから生み出され、驚異的なスピードで実用化されている。mRNAワクチンをはじめとして、世界の創薬は猛スピードで進化し、日本を大きく引き離している。この危機的な状況の中、各ステークホルダーは、我が国のオープンイノベーションの活性化に向けて、それぞれの立場で対策を講じ、一つでもグローバル市場での成功体験を生み出していかなければならない」と警鐘を鳴らしました。
その後、連合の佐保総合政策推進局長からは、ヘルスケア産業プラットフォームが研究開発職を対象に実施をしたアンケート(1,049名)から、我が国のイノベーション創出環境の課題を発表いただくなど、各登壇者から日本発イノベーションを生み出すための課題や問題意識について発表をいただき、多くの気づきや学びを得る機会となりました。
なお、同日に実施をされたレセプションにはUAゼンセン組織内議員である川合孝典議員、田村まみ議員をはじめとする国会議員5名にも参加をいただくなど、多くの来賓を囲みながらの交流機会となりました。