”社会的な賃上げの流れを継続させる” 労働条件改善により一層注力

 

松浦会長

報道関係者からの質問に答える松浦会長

 

 2023年9月7日、UAゼンセンは第12回定期大会(9月13~14日・東京国際フォーラム)を来週に控え、記者レクチャーを実施。報道関係者等23社28名の出席のもと、定期大会で報告される2023年度(2022年9月~2023年8月)の諸活動と、審議・決定される2024年度(2023年9月~2024年8月)の活動計画などに関し、説明を行いました。

 

 冒頭、松浦昭彦会長は「今回は2カ年の運動方針における中間年の定期大会となる。本年は著しい物価高騰などを受け、加盟組合労使の懸命な頑張りの結果、過去最大の賃上げを実現することができた。2024年もこの社会的な賃上げの流れを継続していかなければならず、そのためには、労使で賃上げへ向けて課題を共有し、協議を進める必要がある。また、人手不足解消のための労働条件改善に注力することも重要。来週の定期大会をつうじ、UAゼンセン全体でこういった点をしっかりと共有し、2024年度の運動のスタートとしたい」と語りました。

 

 その後、古川(まさる) 書記長が第12回定期大会に関する説明を行いました。具体的には、古川書記長は最初に第1号議案「UAゼンセン議事規則ならびに選挙規定の改正」を取り上げ、「新型コロナ感染拡大のもと、応急措置として認めてきたWeb参加を正式に議事規則に盛り込むことで、多様な組合員の参加・参画を促していきたい」と提起。次に、第6号議案「第27回参議院議員選挙(比例代表)組織内候補の擁立」に関しては、「組合員の雇用と生活を守る政策・制度の実現を目ざし、現職の田村まみ組織内参議院議員をふたたび国政の場に届ける」と語りました。続いて、古川書記長は本年度の活動にふれ、労働条件闘争や組織拡大、労働協約の地域的拡張適用などについて説明しました。

 最後に、出席した報道関係者等との質疑応答を実施しました。

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