インドネシア全国労働組合(SPN)から青年役員3名を招聘し、2024年10月7日から5日間の招聘プログラムを実施しました。
1日目はUAゼンセン本部にて、日本の労働組合の組織構造と役割、多様性協働推進、外国人労働者の組織化など、日本の労働運動に関する講義を行いました。
2日目には岡山県に移動し、倉敷紡績労働組合の協力を得てクラボウ鴨方工場を視察しました。労使関係や安全衛生に加え、インドネシアでも有名な5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)が徹底されていることを学びました。
3日目から5日目にかけては、中央教育センター・友愛の丘で研修を行い、日本とインドネシアの労働組合や労使関係、労働環境について活発に意見交換をしました。日本の労働運動が過去の歴史の中で克服してきたものと同様の課題を、現在インドネシアも抱えていることを確認し、その解決に向けた方策について話し合うなど、今回の招聘プログラムは双方にとって非常に有意義なものとなりました。
現在、国際労働運動では青年の参加が重要なキーワードとなっており、今回の招聘はその一環として行われました。これからの労働運動を担う若い世代の育成と国際的な協力の強化に向け、引き続き力を入れていきます。
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