2025年2月12日、インドネシア・ジャカルタにおいて、UNI-APRO(UNIアジア太平洋地域組織)・UAゼンセン・ASPEKインドネシア共催「パートナーシップ労使関係セミナー」を開催しました。このセミナーは、アジアの労働組合の発展を支援するために、UAゼンセン「国際連帯基金」を活用して毎年開催しています。
ASPEKインドネシアは、UAゼンセンと同じく、国際産業別組織UNIに加盟するインドネシアのサービス関連の労働者を組織した産業別労働組合です。商業、情報通信、郵便など13の産業を組織化しています。商業部門を中心に100名以上の参加者が参加しました。
当日は、ヤシエリ労働大臣が出席し、「生産性向上は労使共通の課題である。変化には困難が伴うが、人材の可能性を信じ、労使で協力して生産性を上げてほしい。ASPEKが労使の発展に向けて大きな貢献を果たしてほしい」と期待の言葉が述べられました。
ASPEKのルスディ会長も、「労働組合にとって、企業の発展は重要であり、経営と建設的な対話・交渉を行い、調和のとれた労使関係を構築し、労働者の労働条件・福祉を向上させることがASPEKの責務である」と語りました。
UAゼンセンからは、生産性三原則に基づく労使関係と、それに基づいて取り組んでいる労働条件交渉の取り組みについて説明しました。
セミナーの翌日には、俣野国際局長と中田副部長がASPEKの事務所を訪問し、ルスディ会長他ASPEKのトップリーダーと組織強化に向けた今後の目標と活動計画について意見交換を実施しました。今後もアジア各国の労働組合の発展に向け、継続的に取り組んでいきます。

生産性向上に向けて労使で取り組むことの重要性を訴えたASPEKインドネシア・ルスディ会長(左)と、ヤシエリ労働大臣(右)

パートナーシップ労使関係セミナー参加者の皆さん
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