2025年11月13日(木)~14日(金)、流通・総合サービス部門協議会「他産業視察」を開催し、産業の異なる2工場の視察を実施しました。
初日は、連合佐賀の皆さまにご協力をいただき、戸上電機製作所を訪問しました。本社本館は、1925年建築の木造三階建ての歴史的な建物であり、2024年12月3日に国の登録有形文化財(建造物)に正式登録され、佐賀の電気産業の発展を象徴する建築物となっています。
主に高圧制御機器や配電盤などの環境機器の設計・開発・製造・販売を行うメーカーであり、主力製品の配電用自動開閉器は、コンビニやスーパーなどの小売店には必ず設置されているとの事で、流通業界とのつながりも知ることができました。社会インフラの充実や電気の安定供給、環境保全に貢献している、多岐に渡る業務内容とその強みやこだわりを学ぶことができました。
2日目は、UAゼンセン佐賀県支部に協力を仰ぎ、トヨタ紡織九州本社工場を訪問しました。自動車用内装品の製造・販売を中心に行う中、主にレクサスの高級シートを中心に生産しており、品質管理と高度な加工技術で世界水準の製品づくりに取り組んでいます。
福利厚生にも力を入れており、こだわりのソファや1人でも落ち着いて過ごせる休憩スペース、いつでも誰でも駆け込める相談室など、細部に渡る従業員への配慮が見られました。また、安全衛生活動や組合活動についても説明を受け、多角的な視点から学びを得ることができました。
登録有形文化財に指定された戸上電機製作所本社本館(左)、戸上電機製作所内の見学(右上)、トヨタ紡織九州本社工場前(右下)