アジア連帯委員会(CSA)と連携し、ラオスに小学校を建設寄贈
CSAの澤田和男会長に覚書を手交する松浦昭彦会長(左から3人目)
UAゼンセンは結成10周年にあたり、海外における社会貢献活動として、アジア連帯委員会(CSA)と連携し、ラオスに小学校を建設寄贈することを昨年10月に決定。2023年4月21日、UAゼンセンにて松浦昭彦会長とCSAの澤田和男会長が面会し、覚書を取り交わしました。今回、UAゼンセンから建設寄贈される小学校はCSAとして、第26番目校となります。
本覚書の調印に当たり、CSAの澤田和男会長は挨拶のなかで、「今回、第26番目の小学校を建設寄贈いただき、アジアの国々へ向けた連帯の活動をこのように続けることができることに感謝したい」と感謝の言葉を述べました。これを受けて、松浦昭彦会長は「UAゼンセン結成10周年の節目に当たり、今回のラオスへの小学校建設寄贈を決定した。小学校を建設して終わりではなく、息の長い社会貢献活動として引き続き支援をしていく」と語りました。
続いて、CSAの山﨑髙明事務局長が今回の小学校の寄贈建設に関する覚書を読み上げ、相互に内容を確認。その後、松浦会長、澤田会長の両名が調印を行いました。最後に、調印後の覚書を手交した後、CSAの鈴木隆副会長も交え、意見交換を実施。意見交換のなかでは、ラオスの現状や小学校建設の候補地についてなど、さまざまな項目について相互に意見を出し合いました。なお、今回UAゼンセンが建設寄贈する小学校は、ラオスの新学期である9月に合わせ、2024年8月に完成予定です。
覚書手交後の意見交換の様子
CSA(アジア連帯委員会)とは? アジア各国に対する救援物資事業、小学校建設・補修事業、教育支援事業に取り組んでいる団体。1981年、日本に居住するインドシナ難民の人権を守り、自立を助ける活動を始める。1983年には「インドシナ難民連帯委員会」(CSIR)に名称変更し、日本語学校奨学金や慶弔・医療見舞金、入学祝金などの制度や生活相談などの援助を行う。その後、タイにある難民キャンプへ、救援物資(中古衣料)を贈る運動を中心に、学舎の建設や学用品・通学服の贈呈などの支援活動を展開。1990年代に入り、インドシナの状況が好転し、難民の祖国帰還が始まると、1993年に「インドシナ難民およびアジアの恵まれない人々と連帯する委員会」(CSIRA)、1996年には「アジア連帯委員会」(CSA)と名称変更しながら運動を発展させ、現在に至る。これまでにラオスに対し、小学校24校・中学校1校を建設寄贈している。
CSAの活動を支える「連合・愛のカンパ」には、UAゼンセンも毎年「ボランタス(社会貢献)基金」からカンパ金を拠出している。加えて、救援物資事業、小学校建設・補修事業、教育支援事業の主要3事業に対しては、UAゼンセンとして独自にカンパを実施している。
CSAの活動を支える「連合・愛のカンパ」には、UAゼンセンも毎年「ボランタス(社会貢献)基金」からカンパ金を拠出している。加えて、救援物資事業、小学校建設・補修事業、教育支援事業の主要3事業に対しては、UAゼンセンとして独自にカンパを実施している。
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