UAゼンセン神奈川県支部は、社会全体での取り組みが求められているSDGsの観点から、10周年を機に『県支部機関会議等の完全ペーパーレス化』を掲げ、取り組んでいます。10月4日に開催した第11回定期総会では、例年外部に依頼し作製していた議案書の製本を取りやめ、代議員には議案書のデータのみを事前に送付する形式で実施しました。総会当日は、出席した58組合146名の役員、代議員にはタブレット型端末のみを配布し、あらかじめ個別のタブレットにダウンロードした「報告・議案書」、「当日配布資料」のデータを各代議員が表示する形で進行し、すべての議案審議を行いました。
今回の取り組みを行うにあたっては、7月頃より書記局内のミーティングをペーパーレス化し、機関会議にて実施する場合に想定されるトラブルを洗い出した上で、運営評議会(9月2日開催)にて試験的に実施し進めてきました。試験開催で表面化した課題を精査し、当日は端末操作に慣れない出席者のために専門スタッフを配備して使用方法をレクチャー出来る体制を整え、またWi-Fi環境に左右されないように資料を事前に各端末に格納したことで、総会本番はスムーズに運営する事ができました。
ペーパーレス化により、議案書の製本コストの削減や、書記局内における事前準備の簡素化が図られただけでなく、当日持参資料がない事で出席者の負担も軽減する結果となりました。今年度は、総会・運営評議会に加え、4つの専門委員会(教育委員会、労働政策委員会、ヤングリーブス委員会、共生社会創造委員会)においてもペーパーレス化を実施し、各単組内への情報伝達のあり方等のヒアリングを行いながら検証し進めていきます。
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