”子供達に自殺防止対策を” 川合議員らの議連が岸田総理大臣に緊急要請

 

自殺議連要請

議連のメンバーと岸田総理大臣に要請を行う川合議員(右から2人目)

 

 現在、川合孝典組織内参議院議員は、超党派で構成する議連「自殺対策を推進する議員の会」で事務局長を務めています。これまで、同議連では新型コロナ感染拡大のもと、自殺者が増加することを懸念。2020年5月を皮切りに、厚生労働大臣や文部科学大臣、こども政策担当大臣などに6回にわたって申し入れを行ってきました。

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 2023年4月5日、川合議員をはじめ「自殺対策を推進する議員の会」は、岸田文雄内閣総理大臣に面会し、子供の自殺対策強化を求める緊急要請を行いました。近年、子供の自殺は増加傾向にあり、2022年には過去最多の514名の尊い命が失われています。一方で、子供の自殺対策に関しては、こども家庭庁、文部科学省、厚生労働省が連携し進める必要がありながら、肝心の「司令塔」が明確化されていない現状があります。

 本要請で川合議員らは、子供の自殺対策に関する「司令塔」機能を明確にすることを強く求めました。これに対し、岸田総理大臣は「子供の自殺増加は深刻な課題。今回の要請を重く受け止める」と回答しました。

 川合議員らがとくに重点的に訴えた項目は下記のとおりです。

 

「自殺対策を推進する議員の会」による緊急要請の重点項目

(1) こども家庭庁に子供の自殺対策を担当する「専門管理職」を配置すること
(2) 子供の自殺に関する実態把握のため、情報を集約し、多角的に分析できる体制を整備すること
(3) 文部科学省に「すべての学校で児童生徒の自殺対策を推進する」予算を確保すること

 

自殺議連要請

要請後、記者からの取材に応じる川合孝典議員

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