国政と地方行政の両輪で”働く女性の健康支援”の実現を目ざす
”働く女性の健康支援”に関し、国会の動向などを述べる田村議員
2023年5月31日、UAゼンセンは生理や更年期障害といった「働く女性の健康支援」をテーマに、田村まみ組織内参議院議員と堂込まきこ組織内参議院議員とともに、全国各地の組織内・準組織内地方議員と情報交換会を実施しました。
情報交換会の冒頭、田村議員は「今回の情報交換会は、組織内・準組織内地方議員の皆さんと地方自治体での取り組みを共有するとともに、国政への積極的な提言をいただきたい。働く女性の健康支援という重要な課題について、皆さんと連携して取り組んでいきたい」と語りました。
その後、UAゼンセン多様性協働局の寺嶋雪乃副部長が「UAゼンセン 職場における働く女性の健康支援に関する取り組み」と題し、働く女性に対する健康支援に関するUAゼンセンの取り組みを報告しました。寺嶋副部長は加盟組合の事例や地方自治体の事例に言及。「まずは、働く女性の健康に関する課題を知ってもらうことが重要。職場で女性の健康を支援し、だれもが活躍できる社会を築いていきましょう」と呼びかけ、報告を締めくくりました。
”働く女性の健康支援”へ向けた地方の課題を共有
組織内・準組織内地方議員の報告を受け、意見を述べる堂込議員
報告後には、出席した組織内・準組織内地方議員が順番に、各自治体における取り組みや抱えている課題を共有しました。具体的には、「働く女性の健康支援という課題について、自治体としてまだ検討の段階」や「相談窓口を訪れる相談者が少ないので、他の健康課題と合わせて健康相談ダイヤルを設けている」「今後、更年期対策などの議論が地方自治体でも進むと予想している」「本日共有いただいた資料をもとにさっそく議会で質問したい」などの率直な意見が交わされました。
組織内・準組織内地方議員からの発言を受けて、堂込まきこ組織内参議院議員は「流通業で働いていたころを振り返ると、女性特有の健康課題の症状で悩んでいる仲間もいたように感じる。ホームページやSNS等を利用した周知やLINE等を用いた相談、産業医や健康診断を活用した対応など、できることは多いと考えている。地方行政と国政で共にこの課題の解決へ向けて取り組んでいきたい」と述べました。