2023年10月27日(金)、秋の安全衛生担当者学習会をゼンセン本部会館で開催し、19名が参加しました。UAゼンセンの安全衛生活動実施計画では、安全衛生活動の管理体制整備を重点活動項目として掲げています。安全で健康な職場環境の実現が不可欠であるなか、ストレスを感じる労働者が半数を超えているとの調査結果もあり、職場のメンタルヘルス対策は喫緊の課題となっています。安全衛生委員会において、職場の実態を把握し意見することで課題を解決していく取り組みは重要です。

 

 今回、講師・コーディネータとして、一般社団法人日本衛生管理者ネットワークの對木博一代表理事、菅琴美理事をお招きしました。学習会では、講義「安全衛生委員会の活性化に向けて」において、委員会の法的解釈を整理すると共に、従業員側委員の心得、委員会の場の設定と運営方法、望まれる議題など、活性化するためのポイントを学びました。委員会に臨むにあたり、委員の心得として安全衛生に関する知識習得に励むべきであるということの重要性を改めて感じました。

 

 その後、実習「メンタルヘルスにどう対応する?」では、職場での上司とのトラブルにおいて欠勤した従業員がどのようなメンタル状態になっていたのかを考察し、この問題を安全衛生委員会にどのように提起するか、グループディスカッションを通じて学びました。実際に起こった事例を取り上げたため、身近な話題として白熱した議論が展開されました。

 

 アンケートでは、マンネリ化・報告会化していた安全衛生委員会を活性化するヒントがあった、異業種の方と意見交換ができ参考になった、実践的で良いカリキュラムだった等の感想が寄せられました。

 

※本セミナーの資料をUAゼンセンメンバーズサイトに掲載しています。ぜひ、お役立てください。
https://members.uazensen.jp/visitor/honbu/index.cgi?i=2&j=269&id=1695606437

ケーススタディによるグループディスカッション
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