UAゼンセン多様性協働局は2024年7月9日(火)、ダイバーシティ・マネジメントセミナーを開催し、全国から24名が参加しました。

 セミナー開催前に堂込まきこ参議院議員よりごあいさつをいただいた後、アパショナータ,Inc パク・スックチャ代表&コンサルタントより、「ダイバーシティ・マネジメント ~誰もが活躍できる組織作りに向けて~」について講義を受けました。その後のグループディスカッションでは、「育児勤務」「突然の介護」「性的マイノリティ」など様々な事情を持つチームのマネジメントに関するケーススタディと、意見交換を行いました。

 

 ディスカッションでは、「少数派の人を仲間に入れるというイメージだったが、職場にいる私たちみんながダイバーシティであることに気付いた」「コミュニケーションの大切さを再認識した」との意見がありました。今後も多様な組合員の活躍を目指し、取り組みを進めていきます。

 

<講義後の質疑より>(ご参考)

Q.ダイバーシティ・マネジメントとは家庭の事情や働き方などを考慮しながらマネジメントすることと捉えていたが、実際には個々のコミュニケーションの延長であるということか。

A.以前は働く目的が「収入を上げたい」「出世したい」などが主だったが、今はその目的が多様化している。働くモチベーションが何かは個人と話してみないと分からない。
自分がどうなってほしいかではなく、相手がどうなりたいかが大切で、主役は相手である。一律ではなく個別対応に変えなければいけないため、以前のマネージャーよりも負担は大きいが、この対応ができるようになるとパフォーマンス向上、信頼関係の構築、定着率向上、職場環境改善、心理的安全性の向上など、得られる成果は大きい。加えて、LGBTなど、様々な属性に関する知識はまず持っていた方が良い。

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