2024年5月25日(土)~26日(日)の2日間、九州全域8県から20組合45名が佐賀市のホテルグランデはがくれに集まり、九州ブロック男女共同参画セミナーを開催しました。

 

 1日目は、「職場のメンタルヘルスケア~男女の性ホルモンの影響~」と題して、MINX woman healthcare design主宰の石丸律子氏に講演して頂きました。講演内容は「加齢と性ホルモンの変化」による男女の更年期症状や、「職場におけるメンタルヘルスの必要性」、「ストレス・緊張の影響とそのサイン」、「心の健康保持増進のセルフケア・ラインケア・仲間のケア」の4つに区分し、時折ペアディスカッションを交えながら進められ、現象面や影響、認知や対応などを学びました。

 

 講演の後、ケーススタディとして「職場チームメンバーのストレス対応」を考えるグループディスカッションが行われ、該当者の「体・心・行動のサインを分析」し、該当者が置かれた状況を想定した中で「どのように対応したら良いか」行動を考えました。各グループとも講演の内容を元に、様々な視点で対処策が考えられ、職場で活きる学びとなりました。

 

 2日目は、ヨーロッパで生まれた年齢、性別、障がいのあるなしにかかわらず、すべての人が一緒に競い合える「ボッチャ」を全員で体験しました。全員初体験でしたが、ルールも簡単な一方で戦略も必要なスポーツで、「ナイススロー」には対戦チームからも大歓声が沸き上がるほど、全員が一つになれる楽しさいっぱいの体験でした。

 

 2日目最後の講演では、田村まみ組織内参議院議員が会場に駆けつけ「国政報告会」が行われ、「雇用保険法の改正」に対する修正案の提出経緯など、持続可能な社会を目指し議員活動を行っている様子を伺いました。また、組織内議員が組合員の産業や生活課題を国政の場へ届けなければ政策の優先順位も上がらないため、様々な声をあげて欲しいと参加者に訴えられていました。

 この2日間は参加者にとって、組合の枠を超えた仲間と情報交換が行え、一緒に「職場環境の課題視点」を学び、「政治の課題や必要性」を認識した有意義な時間となりました。

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