”政策実現へ「組合員の組合員のための組合員による活動」の強化を”

 

松浦昭彦会長

出席者を前に挨拶する松浦昭彦会長

 

 現在、UAゼンセンにはおよそ2200組合・187万名の組合員が結集しています。全国各地の組合員の声を集約し、職場や暮らし、地域のなかで抱える課題を「政治」の力をつうじて解決していくためには、組織内・準組織内の国会議員と地方議員の連携を強化する必要があります。2024年6月8日、UAゼンセンは組織内・準組織内国会議員や各級地方議員、地方議員擁立組合の関係者ら184名の出席のもと、第6回「全国議員団会議」を開催。さらなる政策実現力の強化へ向けて、「組合員の組合員のための組合員による活動」(労働組合主義)に則った取り組みを一致団結して展開することを誓い合いました。

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 冒頭、松浦昭彦会長は「来年の第27回参議院議員選挙における必勝はもとより、組合員の声にもとづく政策実現のためには、UAゼンセンと組織内・準組織内議員の連携を強化していく必要がある。この会議をつうじ、全体でUAゼンセンの政策実現活動に対する共通認識を確認し合い、引き続き、加盟組合や都道府県支部でより一層連携し、組合員の目線に立った政策実現に取り組んでいきたい」と述べました。その後、西尾多聞副書記長(政治戦略担当)がUAゼンセンにおける政策実現の取り組みを報告しました。

 

 続いて、中北浩爾中央大学法学部教授をコーディネーターに招き、「日本の政治の現在地」をテーマに、国民民主党の玉木雄一郎代表と立憲民主党の泉健太代表によるパネルディスカッションを実施。本パネルディスカッションでは、初めに中北教授が「日本政治と野党の役割」と題した解説を行い、その後に玉木・泉両代表がこの間の政界の動きに加え、「政治とカネ」問題や「カスタマーハラスメント」対策、「年収の壁」問題など具体的な政治課題に対するこれまでの対応などを報告しました。

 

 報告後には、休憩を挟み、会場の出席者から書面で質問を集約。中北教授の進行のもと、両代表は、与野党含む他党との関係やトリガー条項凍結解除、持続可能な社会保障制度の構築など多岐にわたる質問に回答しました。

 

”これからも組合員の抱える課題の解決に力を尽くしたい” 田村議員が決意

 

田村議員

決意を語る田村まみ組織内参議院議員

 

 本議員団会議の締めくくりには、マイクリレー形式による国会議員挨拶を行いました。このなかで、川合孝典組織内参議院議員は「『選挙で当選しなければなにもできない』というのは事実だが、『選挙で当選してなにをしなければならないのか。なにをするのか』こそが重要。そのことを皆さんとしっかりと意思疎通し、力合わせをして、政治を変えていきたい」と語りました。また、堂込まきこ組織内参議院議員は「本日配布された『UAゼンセン重点政策』は皆さんからの宝物。これからも皆さんと連携し、地域から日本全体を『笑顔』にできるように国会で取り組んでいきたい」と述べました。加えて、伴野豊準組織内衆議院議員、青山大人重点衆議院議員も挨拶を行いました。

 

 最後に、田村まみ組織内参議院議員は「いまでも最初に立候補したとき、全国議員団会議で挨拶をさせていただいたことを思い出す。それから、皆さんに支えていただき、これまで参議院議員として活動ができたことに感謝したい。これからも日本の将来のために、私にできることで力を尽くしていきたい。自分自身も現場で経験した「カスタマーハラスメント」の撲滅や現場でずっと目にしてきた『年収の壁』の解消など、引き続き、まだまだ解決に時間がかかる課題に、皆さんと共に取り組んでいきたい」と力強く決意を語りました。

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