2025年2月17~18日、マレーシア・クアラルンプールにおいて、「パートナーシップ労使関係セミナー」を開催しました。本セミナーは、アジアの労働組合の発展を支援するために、UAゼンセン「国際連帯基金」を活用し、UNI-APRO(UNIアジア太平洋地域組織)・UAゼンセン・UNI-MLC(UNIマレーシアレーバーセンター)の三組織の共催で、毎年開催しています。
UNI-MLCは、UAゼンセンと同じく、国際産業別組織UNIに加盟するサービス関連の労働者を組織した産業別労働組合です。当日は、イオンマレーシア労働組合や伊勢丹マレーシア労働組合をはじめ、流通・小売業の労働組合の役員40名が参加しました。
セミナーは2日間にわたって開催され、社会保障、労働組合法の改正、労働裁判所での紛争解決の手続き、退職金制度、本年13.3%引き上げとなった最低賃金などについて、労働組合の役員として必要な知識を身に着けるため、様々なテーマで研修が行われました。
UAゼンセンからは、三越伊勢丹グループ労働組合の菊池委員長が講師として登壇し、UAゼンセンの考える労使関係のあり方と、三越伊勢丹グループ労働組合で実践している経営と職場との対話活動について事例報告を行いました。
シャフィUNI-MLC議長は、参加者に対し、「労働組合のリーダーとして、感情的にならず、客観的、政策的な思考を持ち、コミュニケーションのプロフェッショナルになることが大事である」と期待を込めて話しました。
今後も、UAゼンセンはマレーシアの労働組合の発展に向けて、共に活動を推進していきます。

UNI-MLCのシャフィ議長(左)と事例報告を行なう菊池委員長(三越伊勢丹グループ労働組合)

講義とティータイムの一コマ

パートナーシップ労使関係セミナー参加者の皆さん
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