”斬新な発想と行動でUAゼンセン運動を変化させる”
「若手組合員の発想と行動力を活動に反映しよう」と訴える中川委員長
2023年8月25~26日の2日間、UAゼンセンは第12回ヤングリーブス全国代表者会議を開催。全国各地のヤングリーブス委員会代表者ら84名が出席し、2023年度の活動を振り返るとともに、2024年度の活動へ向けた討議を行いました。
25日の冒頭、UAゼンセン本部を代表し、運動推進局の田中智局長が挨拶を行いました。挨拶のなかで田中局長は、「本代表者会議をつうじ、斬新な発想と行動によるヤングリーブスならではの活動へ向けて議論を深めていきたい。引き続き、UAゼンセン運動において、”私達でなにかを変えていくんだ”という熱い思いで取り組みを進めていただきたい」と呼びかけました。また、中川紀子本部ヤングリーブス委員長(イオンリテールワーカーズユニオン)は、「この間の新型コロナ感染拡大下での経験を生かし、新しい活動を進めていきたい。若者の組合離れということが言われるが、ヤングリーブスでは『組合活動って楽しい』『自分の成長につながる』と実感できるような活動を展開していきたい」と語りました。
その後、2023年度活動報告と2024年度活動計画をそれぞれ実施。2023年度活動報告では、天江寛史北海道・東北ブロック代表委員(北雄ラッキー労働組合)から、拉致被害者家族支援や領土問題啓発、富士山の森づくり、LINEを活用した情報発信の取り組みなどを報告しました。
続いて、2024年度活動計画に関しては、中隈 節子九州ブロック代表委員(イオン九州ユニオン)から、各種活動の実施予定を全体に共有しました。
その後、各ブロックごとに別室に移動。ブロック討議を実施し、ブロック討議の終了後、全体でブロック討議での議論を共有しました。
”待ったなしの拉致問題を実感” 新宿駅で街頭署名も実施
ヤングリーブスのメンバーを前に講演を行う横田代表
26日には、2024年度に「ヤングリーブスアクション47」(=全国8ブロックで拉致被害者救出へ向けた署名活動や学習会に取り組む)を実施することをふまえ、心合わせの一環として、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の横田拓也代表(政府認定拉致被害者の横田めぐみさんの弟)を招き、「北朝鮮よ!姉 横田めぐみを返せ!」と題した基調講演を行いました。講演のなかで横田さんは、スクリーンで当時の写真や地図などを表示させながら、めぐみさんの拉致された状況などを具体的に示しました。そのうえで、「めぐみは自宅のすぐ近くで、ほんの短い時間で拉致されてしまった。残念ながら、このような事件は日本各地で発生しており、拉致は決して他人事ではなく、だれにでも起こり得た事件」と指摘しました。
また、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の活動に言及するとともに、「皆さんが毎年取り組んでいる署名は、拉致問題解決へ向けた国内の世論を喚起するだけでなく、北朝鮮に『日本は拉致問題を忘れていない』ということを示す非常に強い力がある。なんとしてでも、めぐみを含めて拉致被害者全員を救出したい。そのために、拉致問題が解決し、全員が帰ってくるまで声を上げ続けていきたい」と強く訴えました。
講演後には、出席者全員でJR新宿駅西口に移動。8つのグループに分かれ、街頭署名活動を展開しました。本街頭署名活動では、参加者による力強い訴えの結果、122筆の署名が集まりました。また、本署名活動には田村まみ組織内参議院議員も参加し、ヤングリーブスのメンバーとともに駅周辺で「拉致被害者救出へ向けた署名を集めています。あなたの力を貸してください」と声を上げ、署名を集めました。
新宿駅西口で署名を呼びかける様子(左)。右は一人ひとりに署名を求める田村参議院議員