パネルディスカッションの様子(左からコーディネーター:平野氏(成城大学 教授)、パネリスト:辻氏(東京大学 教授)、大山氏(川崎市)、前田氏(ENEOS株式会社)、水口氏(東芝エネルギーシステムズ株式会社)

 UAゼンセン製造産業部門は、2022年7月26日(火)にJEC連合との共催で「2022化学産業シンポジウム」を対面・Webのハイブリッド形式で開催し、200名を超える方々にご参加いただきました。

 

  「2050カーボンニュートラルの実現に向けた工業地域・生産現場の取り組み」と題した今回のシンポジウムでは、川崎臨海部におけるカーボンニュートラルコンビナートの形成に向けた取り組みを、川崎市および関連企業よりご紹介いただきました。

 

 パネルディスカッションでは、カーボンニュートラル(※)という大きな構造変化の中で、化学産業がいかにして貢献をしていくか、そして化学産業に集う仲間の雇用をどう守っていくかなどを議論し、「私たちが培ってきた技術を活かしてイノベーションを生み出し続けることが、新たな雇用機会の創出につながる」とのご意見をいただきました。カーボンニュートラルの取り組みを進めていく中で、産業・事業構造の変化、そして雇用のあり方(働き方)の変化が発生する可能性はありますが、雇用が失われることを許してはなりません。

 

   「いかにして雇用を維持していくか」という課題に対し、今後も組織内議員と連携し、政策提言と実現に取り組んでいきます。

 

(※)カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味し、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを目指すという宣言をしました。

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