妥結ボード

正社員、短時間・契約社員組合員ともに昨年を上回る成果を上げている

 

 UAゼンセンは2024賃金闘争において、”より高い水準”の賃上げを目ざし、すべての加盟組合で精力的な交渉を”より広く”展開しています。2024年7月1日時点で正社員(フルタイム)組合員は1338組合、短時間(パートタイム)組合員は387組合、契約社員組合員は157組合が妥結しました。これにより、合計で152万名強の組合員の賃上げが決定しました。具体的な妥結内容は下記のとおりです。

※妥結状況等の数値は7月3日時点のもの。詳細は添付の資料(PDF)をご参照ください。

 

【正社員組合員】
物価上昇を上回る賃上げを確保 312組合で満額回答!うち116組合は満額超え

 

 正社員(フルタイム)組合員は1,338組合で妥結。正社員組合員の妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は14,484円(4.95%)となりました。これは前年6月末時点の10,512円(3.64%、1,340組合集計)を大きく上回っています。また、312組合で満額回答(うち、116組合が満額超え)となっています。

 

正社員組合員の妥結状況

1,338組合で妥結妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は加重平均で14,484円(4.95%)
・このうち、312組合で満額回答(うち116組合が満額超)を獲得。
・前年と比較できる1,278組合の妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は前年を3,906円(1.26%)上回っている。
・賃金体系維持が明確な426組合の賃金引き上げ分(ベア等)の加重平均は10,487円(3.40%)であり、前年6月末時点の6,502円(2.15%、423組合集計)を大きく上回った。また、賃金引き上げ分(ベア等)が3%を上回っている組合は196組合であり、全体の50%近い割合となっている。
組合員300名未満の組合では943組合が妥結。妥結総合計(制度昇給、ベア等込)の加重平均は10,494円(3.99%)、賃金引き上げ分(ベア等)は7,370円(2.58%)であり、これは300名以上の組合の妥結総合計(加重平均:15,090円、5.10%)を下回るものの、前年同組合比較では2,773円(0.95%)と、前年を1%近く上回っている。
流通部門、総合サービス部門の妥結総合計はそれぞれ5.01%、5.18%と高い水準を獲得しており、UAゼンセン全体の要求基準を1%上回る7%の要求を掲げて交渉に臨むなかで成果を上げている。

 

【短時間・契約社員組合員】大幅な賃上げ続く! 雇用形態間格差是正が前進

 

 短時間(パートタイム)組合員では387組合が妥結。妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は、加重平均で62.5円(5.75%)の引き上げとなり、前年6月末時点の52.6円(5.08%、374組合集計)を大きく上回っています。また、6月末時点としては9年連続で正社員組合員を上回る賃上げ率を獲得しました。契約社員組合員は157組合の総合計(制度昇給、ベア等込)は、加重平均で10,702円(4.92%)の引き上げとなりました。

 

短時間(パートタイム)・契約社員組合員の妥結状況

〈パートタイム組合員〉
387組合で妥結妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は加重平均で62.5円(5.75%)。
前年同時点の52.6円(5.08%、374組合集計)を大幅に上回った。
妥結総合計は正社員組合員の4.95%を大きく超えた。6月末時点としては9年連続で正社員を上回る結果となり、雇用形態間の格差是正が一段と前進した。また、正社員・短時間(パートタイム)組合員ともに妥結した374組合のうち、60%強の233組合で、正社員組合員より短時間(パートタイム)組合員のほうが妥結率で上回っている。
・前年と比較できる349組合の加重平均額は9.3円(0.63%)の増加となっている。
9年連続で正社員組合員の賃上げ率を上回る結果を獲得。
〈契約社員組合員〉
・157組合で妥結。
妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は加重平均で10,702円(4.92%)の引き上げとなった。
・前年と比較できる133組合の妥結総合計の加重平均は前年を4,262円(1.95%)上回った。

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