2025年4月28日、一見(いちみ)三重県知事をはじめ三重県雇用経済部長や県の担当者、弁護士がUAゼンセン三重県支部に来訪し、罰則付きのカスタマーハラスメント条例の制定に向け意見交換会を開催しました。UAゼンセン三重県支部からは、橋本支部長をはじめマックスバリュ東海MYユニオン、富士薬品グループ東海セイムス支部、イオンリテールワーカーズユニオン東海グループ、全サンシユニオンより組合役員が出席しました。

 

 冒頭、一見知事から「労働環境を守り、働く人が尊厳を持って働くことができるよう、より実効性のあるカスタマーハラスメント条例にするために皆さんの力も借りながら罰則付きの条例制定に向けた取り組みを進めていきたい」旨のご挨拶をいただきました。
 意見交換では、「お客さまからの暴言」や「過度な謝罪や要求」、「SNSに公開される」、「セクハラまがいの行為」など、組合員が実際に職場で受けた行為について発言し、弁護士からその行為が法的にどのように判断されるかについて説明を受けました。さらに一見知事からも一つひとつの行為についてさらに深堀りした質問をいただき、具体的な意見交換をおこなうことができました。

 

 意見交換会の最後にあたって、橋本支部長からは「現場の組合員の皆さんが安全に安心して働くことができるよう、罰則付きの条例実現に向けて今後も三重県と手を携えて取り組んでいきたい」、一見知事からは「チャレンジングではあるが罰則付き条例に取り組むことで、三重県から変えていく、それがやがて日本を変えていくことにつながる。もともとUAゼンセン三重県支部からの要請によって動き出したものであり、皆さんと力をあわせて本気で取り組んでいくことを組合員の皆さんにお伝え願いたい」との挨拶があり、今後も三重県とUAゼンセン三重県支部が連携して取り組みを進めていくことを確認しました。

一見知事(左)と三重県の担当者
挨拶を述べる橋本支部長
意見交換会の様子
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