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 2025年10月23日~24日に、UNIグローバルユニオン・アジア太平洋地域組織(UNI-APRO)「第11回東アジア労組フォーラム」が韓国・済州島にて開催され、日本、韓国、台湾、モンゴル、香港各国・地域の労働組合代表129名が一堂に会しました。

 

 本フォーラムは、東アジア各国の労働組合で各国の現状や課題、労働組合の取り組みを共有し、連帯を強める目的で開催されています。保護主義、AIの進展、少子高齢化、ジェンダー平等、若者のエンパワメントなど、労働者を取り巻く多様な課題について意見を交わしました。

 

 テーマ別の活動報告では、「人口構造危機、少子化、雇用年齢や定年年齢の延長」のテーマにおいて、UAゼンセン流通部門の西川執行委員が流通部門やまいばすけっと労働組合が労使で取り組む定年延長制度や、再雇用制度の取り組みについて報告しました。

 

 「ジェンダー平等と若者のエンパワメント」のテーマでは、UAゼンセン総合サービス部門まるみつユニオンの大西執行委員が登壇し、総合サービス部門で取り組むジェンダー平等に関する取り組みとして、女性の意思決定機関への参画や、女性のリーダー育成について報告しました。

 

 本フォーラムでは、各国の労働組合が直面する共通課題への理解が深まり、持続可能で包摂的な社会の実現に向けた国際的な連帯の強化が再確認され、共同宣言を採択しました。そして、本フォーラムを主催した韓国加盟組織協議会から、台湾の加盟組織代表者へ来年の開催に向けたバトンが渡され、閉幕しました。

あいさつを行うUAゼンセンの松浦参与(上段左)、活動報告を行うUAゼンセン流通部門の西川執行委員(上段中)、総合サービス部門まるみつユニオンの大西執行委員(上段右)、UAゼンセン代表団の皆さん(下段)
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