2025年10月19日、20日にUAゼンセンが加盟する国際産業別労働組合組織であるUNIグローバルユニオン・アジア太平洋地域組織(UNI-APRO)の商業部会の大会がマレーシア・クアラルンプールで開催され、アジア各国の流通業に携わる労働組合のリーダーが集いました。
本大会では2日間にわたって、活動計画に基づくテーマごとに各国の取組報告とディスカッションが行われ、最終日には、「2026~2029戦略的行動計画」を採択しました。役員選挙においては、渡邊副会長がUNI-APRO商業部会の副議長に選出されました。
「変革を通じ、商業の労働者に力をあたえよう」のテーマでは、片下流通部門執行委員が流通部門で取り組むジェンダー平等の取り組みについて報告し、福本執行委員はカスタマーハラスメント対策が日本で法制化されたことを報告しました。
「組織化を通じて商業労働者に力を与えよう」のテーマでは、渡邊副会長が登壇。UAゼンセンが「200万UAゼンセン」を目指して組織化に取り組んでいることと、組織化したパートタイム組合員への教育、組合員の声を反映した政策実現活動が組織に力を与えることを報告しました。
桂流通部門事務局長は、グローバル枠組み協定の確実な実行と他の企業へ拡大していくことの重要性を主張しました。大島流通部門副部門長は、UNI-APRO商業部会の「戦略的行動計画」を支持する立場で発言し、産業別格差のある商業労働者の労働時間や休日の改善の重要性を訴えました。
UNI-APRO商業部会の副議長に選出されたUAゼンセン渡邊副会長(上段左)、UAゼンセン代表団の皆さん(下段左)
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