UAゼンセン製造産業部門は2026年6月4日に「2026繊維産業シンポジウム」を開催しました。加盟組合労使、業界団体関係者など会場とWebを合わせて140名にご参加をいただき、今年は「資源をつなぎ、未来を紡ぐ」をテーマに議論を行いました。
はじめに、経済産業省製造産業局の生活製品課課長補佐の目久美大樹氏より、「繊維産地におけるサプライチェーン強靱化への対応と繊維製品の資源循環政策」についてご講演いただきました。産地連携や外需獲得によるサプライチェーンの強靱化と、資源循環を通じた持続可能な繊維産業の構築に向けた取り組みについてご報告いただきました。
続いて、株式会社ワールドのグループ執行役員SDGs推進室室長の八木恵美子氏より、「使われ、捨てられるまでを見据えた『ワールド・サステナビリティ・プラン』」についてご講演いただきました。企画・生産から回収・再利用までを一体で捉えた取り組みや、衣料品回収、アップサイクルを通じた資源循環の推進についてご紹介いただきました。
さらに、イオンモール株式会社の戦略ユニット戦略統括部地域サステナビリティ推進部長の渡邊博史氏より、「地域の環境課題解決に向けての取り組み」についてご講演いただきました。商業施設を拠点に、衣料品回収の常設化や再利用・再資源化を進める「まちの資源循環」の取り組みについてご報告いただきました。
最後に、40年以上にわたり業界を取材してきた繊維ジャーナリストの藤浦修一氏がコーディネーターを務め、パネルディスカッションを実施しました。資源循環を現場の取り組みとして定着させるとともに、持続可能なビジネスとして発展させていく重要性について議論が交わされました。また、産地・企業・地域・消費者がそれぞれの役割を果たしながら連携を深め、循環型社会の実現を目指していく必要性について認識を共有しました。