UAゼンセン福岡県支部は2025年1月20日、大田京子県議会議員(準組織内議員)同席のもと大曲副知事へ「安定的に物価上昇を上回る賃上げにつながる施策に関する要請」を行いました。

 主に以下の内容を中心に意見交換を行い、県からは「県内における中小企業においては価格転嫁が完全に進んでいないと認識している。中小企業支援は服部知事も重要視しており、引き続き様々な施策を継続して行っていきたい。なによりも物価上昇と賃上げの好循環を作り出すことが大切である。また、世界における競争力低下も県として懸念している。要請書の内容に関して基本的に考え方は同じであり、引き続き施策等を活用しながら県として対応していきたい」旨の認識が示されました。

 

<UAゼンセン出席者>
西支部長(UAゼンセン)、長嶋次長(UAゼンセン)
安永委員長(フランソアグループ労組)、粟津委員長(ハローデイユニオン)
小關委員長(北九州病院労組)
帯同議員:大田京子県議会議員(準組織内議員)

 

<要請の趣旨>
・依然として労働分配率は最低水準であり、賃上げを継続して実施していくことはもちろんのこと、できるだけ高く・広く賃上げを実現していかなければならない。そのためにも中小企業の活性化は不可欠であり、労務費を適正に価格に反映させることが重要である。県として施策の確実な実施と併せて地域社会の意識の醸成をお願いしたい。
・「医療・介護・福祉」業種で働く人々は極めて重要なエッセンシャルワーカーであるにもかかわらず、賃金水準は他産業と比較して低い。ぜひ様々な形での支援をお願いしたい。

西支部長(中央左)から要請書を大曲副知事へ手交
趣旨説明ならびに意見交換の様子
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