UAゼンセン奈良県支部は連合奈良と連名で2025年1月17日、奈良県へ「安定的に物価上昇を上回る賃上げにつながる施策に関する要請」を行いました。当日は水野会長(連合奈良)、小合支部長(UAゼンセン)から奈良県産業部の森本壮一部長に要請書を手交しました。

 今回の要請に至った背景やUAゼンセンの加盟組合企業の状況について、製造産業部門が行った「価格転嫁の状況等に関する調査結果」を基に、労務費の価格転嫁は業界内では「企業努力で吸収すべき」との考えが根強いことや、「取引先を変えられるリスクがある」と二の足を踏んでいることなど、価格転嫁が道半ばの状況であることの背景に触れながら趣旨説明を行ないました。
 奈良県産業部の森本部長からは「物価高騰が続く中、奈良県としても相談窓口の設置など県内企業が賃上げできるための施策を講じているが、今後も賃上げにつながるよう更に努めていきたい」との認識が示されました。

<要請参加者>
連合奈良 水野 仁 会長 
連合奈良 本村 秀史 事務局長 
UAゼンセン奈良県支部 小合 弘人 支部長 

小合支部長(中央)と水野会長(連合奈良)から要請書を奈良県産業部長に手交
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