京都府支部まちづくり委員会の第2の活動として、第4回目を数えるに至った水源の里・老富(綾部市)での活動状況について報告します。
当活動は水源の里と支部との協定のもと、同地区にあるシャガやミツマタの群生地での環境保全作業を行うものであり、地元有志の方々や綾部市担当部局職員のご協力もいただきながら展開しています。
当日は加盟組合員・片岡英晃綾部市議、書記局員33名と、地域ボランティア16名の総勢49名で作業に取り組みました。前半はミツマタとシャガの群生地に、訪れた方々が深く立ち入らないようにするための杭250本を、悪戦苦闘しながら木材を削り穴を開ける作業を、後半は作成した杭を等間隔で打ち込み紐を通す作業と、シャガ群生地内のシダの除去作業に取り組みました。
前日・前々日の季節外れの陽気から当日は一気に冷え込み肌寒い気候でしたが、参加者みな精力的に体を動かし、お互いに声を掛け合って和気あいあいとした雰囲気の中、生い茂るシャガ・ミツマタが開花した時の光景を想像しながら楽しく作業ができました。昼食休憩時には恒例の支部長特製うどんが振舞われ、みな思い思いに暖を取り、しばし常日頃の仕事や組合活動から離れて里山の空気を満喫しました。
今回もお土産に水源の里から地元の銘品である栃餅をいただきました。この日の活動を通して、コロナによってこれまでの活動が制限され交流の機会が減った今だからこそ、やはり人と人とのつながりは社会生活の基盤であり、そのための環境づくりが必要であること、それを維持するために労働組合はどのようなことができるか、またやっていかなければならないのかということを大いに考えることとなりました。今後より一層のまちづくり委員会活動の充実を誓い、改めてお世話になった地元の方々に感謝申し上げたいと思います。