妥結ボード

各加盟組合の奮闘の証が記された妥結ボード前に立つ松浦昭彦会長

 

 UAゼンセンは2024賃金闘争において、”より高い水準”の賃上げを目ざし、すべての加盟組合で精力的な交渉を”より広く”展開しています。2024年6月3日時点で正社員(フルタイム)組合員は1240組合、短時間(パートタイム)組合員は378組合、契約社員組合員は154組合が妥結しました。合計で151万名強の組合員の賃上げが決まりました。具体的な妥結内容は下記のとおりです。

※妥結状況等の数値は6月3日時点のもの。詳細は添付の資料(PDF)をご参照ください。

 

【正社員組合員】
昨年以上の賃上げ相次ぐ 292組合で満額回答!うち108組合は満額超え

 

 正社員(フルタイム)組合員は1,240組合で妥結。正社員組合員の妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は14,584円(4.98%)となりました。これは前年5月末時点の10,552円(3.65%、1,240組合集計)を大きく上回っています。また、賃金引き上げ分(ベア等)は10,587円(3.43%)の引き上げとなり、これも前年5月末時点の6,518円(2.16%、407組合集計)を大幅に上回っています。

 

正社員組合員の妥結状況

1,240組合で妥結妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は加重平均で14,584円(4.98%)
・このうち、292組合で満額回答(うち108組合が満額超)を獲得。
・前年と比較できる1,196組合の妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は前年を3,959円(1.27%)上回っている。
賃金引き上げ分(ベア等)が3%を上回っている組合は187組合であり、全体の50%近い割合となっている。
組合員300名未満の組合では854組合が妥結。妥結総合計(制度昇給、ベア等込)の加重平均は10,556円(4.01%)、賃金引き上げ分(ベア等)は7,633円(2.66%)であり、これは300名以上の組合の妥結総合計(加重平均:15,156円、5.11%)を下回るものの、前年同組合比較では2,856円(0.98%)と、前年を1%近く上回っている。
流通部門、総合サービス部門の妥結総合計はそれぞれ5.02%、5.25%と高い水準を獲得しており、産業間格差是正の成果が上がっている。

 

【短時間・契約社員組合員】雇用形態間格差の是正に進展

 

 短時間(パートタイム)組合員では378組合が妥結。妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は、加重平均で62.5円(5.75%)の引き上げとなり、前年5月末時点の52.7円(5.98%、378組合集計)を大きく上回っています。また、5月末時点としては9年連続で正社員組合員を上回る賃上げ率を獲得しました。契約社員組合員は154組合の総合計(制度昇給、ベア等込)は、加重平均で10,679円(4.91%)の引き上げとなりました。

 

短時間(パートタイム)・契約社員組合員の妥結状況

〈パートタイム組合員〉
378組合で妥結妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は加重平均で62.5円(5.75%)。
前年同時点の52.7円(5.08%、378組合集計)を大幅に上回った。
正社員・短時間(パートタイム)組合員ともに妥結した365組合のうち、60%強の227組合で、正社員組合員より短時間(パートタイム)組合員のほうが妥結率で上回っている。
・前年と比較できる342組合の加重平均額は9.3円(0.62%)の増加となっている。
9年連続で正社員組合員の賃上げ率を上回る結果を獲得。
〈契約社員組合員〉
・154組合で妥結。
妥結総合計(制度昇給、ベア等込)は加重平均で10,679円(4.91%)の引き上げとなった。
・前年と比較できる130組合の妥結総合計の加重平均は前年を4,293円(1.97%)上回った。

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