栃木県支部は2026年6月7日、まちづくり委員が行政から学んだ内容を実際の現場で確認することを目的に、まちづくり視察を実施しました。
今回は、2025年度「第12回 ディスカバー農村漁村(むら)の宝」において、全国454件の応募の中から30選の一つに選定された大谷グリーン・ツーリズム推進協議会を訪問しました。同協議会は、地域住民が主体となり、農業体験や大谷石を活用したものづくりなどの体験型観光プログラムを展開しています。さらに、滞在型観光を通じて地域の新たな魅力を発信し、地域活性化に取り組んでいます。
視察では、実際の体験プログラムを通じて、大谷地域の魅力を学びました。大谷石の石鉢体験では、四角い大谷石をのみで叩きながら、自分の好みの形に仕上げました。作業を通じて、石の特性や加工の難しさを実感しました。また、大谷石のピザ窯を使ったピザ焼き体験も実施し、大谷石の遠赤外線効果と400度を超える対流熱により、外はサクサク、中はもっちりとした食感のピザを楽しむことができました。
さらに、非公開の石切場跡である「洞窟X」の探検ツアーに参加しました。約100年にわたり人が立ち入っていなかった廃採石場に入り、ヘルメットに装着したライトを頼りに暗闇の中を進みました。洞窟内では、大谷石の岩肌や切り残された原石を間近に見ることができ、語り部による解説を通じて、かつての採掘方法や歴史を学びました。加えて、手掘り時代の石切体験も行われ、普段ではなかなかできない貴重な経験となりました。
今回の視察を通じて、地域資源を活用した観光とまちづくりの具体的な取り組みを理解することができ、今後の活動に活かしていく有意義な機会となりました。
大谷石の切り出し体験と石鉢づくり体験(写真右)、石切場跡の探検ツアーの様子(写真左)
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